だいこくさま


えびす・だいこくと並び、親しみ込めて呼ばれるだいこくさま。家の中にはしっかりと太い大黒柱があり
またその家や国を支える重要な人のことも大黒柱というように、いつも身近に考えることができ、
心からの願いをたのもしく引き受けてくださるのが、だいこくさまです。
よく知られているお姿は、大きな袋を背負われています。人々の苦労をそっくり背負ってくださるための袋です。さまざまな苦労にまごころを傾けて歩み続けてこそ、人は福を得ることができます。
だいこくさまは、右手の打ち出の小槌で怠け心や弱い心を打ち払い、お祈りすることによって、
人の身・心に積み重なった苦や労を大きな袋にすいとりため込んでくださるのです。
苦労をのりこえ、福で満ちた裕福のこころ−−−−。