三熊山に住む芝右衛門狸は、芝居見物が何よりも好きであった。
一度浪速(大阪)に出て、とびっきりうまい芝居を見ようと思い、 木の葉を三枚頭にのせてお金を作り、中座へ入った。 二日、三日、とうとう番犬に見つかり殺されてしまった。
最愛の妻おますとともに、芝右衛門は三熊山に、 近年佐野にもお祭りされている。
文・絵:「淡路伝説かるた」(Books成錦堂)より