淡路島に嫁いで17年。
少しお節介だが人情味あふれる島の人達に囲まれて、
松浪さんはちりめん・いかなご・たこなど、海の幸を活かした淡路の味を守ってきた。
魚のもつ本来の旨みをひきだすために、
井戸水と厳選された赤穂の甘塩を使用。
「本当に美味しいちりめんの味を、若い世代の人にも知ってもらいたい」と目を輝かせる。
淡路島は、自然の宝庫。
特に、ちりめんやいかなごは、実に敏感に、その豊かな自然を感じ取っている。 だから、収穫量の増減によって、自然の変化の様子が手に取るようにわかるという。 だからこそ、この自然を味を通して次の世代に伝えていかなくてはならないのだ。
生きている間に加工したいかなごの背中は、黄色ではなく黒い色をしている。 「本物を知るためには、本物を見て、本物をたべなきゃ」といいながら 松浪さんは笑った。