bar-fgh.gif 20-02.gif

鯛を追って45年。「鯛の心は、女心?」

鯛の一本釣り/木下時雄さん

kinoshita-a.gif  
淡路島に行ったなら、まずは鯛。
それも由良(ゆら)でとれた鯛を食べないで帰ると後悔しますよ。
プルプルしていて、甘みがあって、香りがよくて・・・。 うーん、うまく説明できない。言葉ではあの味を伝えられません。 ごめんなさい。
余計な味付けをせず、刺身や宝楽焼き (さざえや海老と一緒に焼き上げたもの)にして食べるのがおすすめ。

kinoshita-c.gif  
木下時雄さんは、由良の鯛を一本釣りでとる凄腕の漁師。 45年間で釣り上げた魚は数知れず。 その中で一番印象に残っているのは、30年前の巨大な鯛。 両手をめいっぱい広げたぐらいの大きさで、 重さは10キログラム以上。 目は、馬のものと見間違えるほどデカかったそうだ。

これだけのキャリアと腕をもつ木下さんでも、 魚の動きを完全に把握することはできないという。 曰く「魚群探知機に映っているのに、釣れないことがあるんですよ」。 鯛の心は女性の心と同じなのだとか。移り気で、とらえどころがない。 イライラは募るが、そこがまた魅力であったりもする。

船に乗ると、やさしい木下さんの目は、海の男のキリリとした目に変わる。 長年鍛えられた太い腕と、分厚い手のひら。 男が見てもカッコイイ。 その格好よさにひきつけられた鯛が、今日もまた、細い針先に引っかかる。
warew.gif  
modoru.gif tsugi.gif tohp.gif
bar-end.gif