「まあ、飲んでみて下さい。」自信に満ちた顔で牛乳を差し出してくれたのは、洲本市で乳牛を飼う川上恒雄さんだ。なにしろ「川上さんちの3.9牛乳」という名前で牛乳を売り出すほどこだわりの人なのだ。牛小屋というと、どうしてもあの匂いのイメージが先に出てしまう。今回も覚悟をしていったのだが、川上さんの牛小屋はまったく匂わない。EM菌というのがその秘密らしいが、牛たちはいたって清潔そのもの。寝床と遊び場、餌場が分けられ、好きなときに食事ができるなど、とにかく居心地がよさそうだ。暑い夏にはシャワーのサービスもあるとか。
牛乳を搾るところも見せてもらった。驚いたことに、全部機械がやってくれるのだ。牛が搾乳機のところにやってきて、こちらがわに尻尾をむけている、下の一番左の写真を見て欲しい。すごい迫力だ。
川上さんによれば、牛乳は75%が水なので、水がおいしいことが、おいしい牛乳をつくるための一番の条件だという。その点、淡路島は「最高の土地」だと川上さんは胸を張る。「米はおいしい、魚はおいしい、水はおいしい、海は近い、山はちかい。こんなええところはあらへん!」と言いながら、最高の笑い顔だ。
そんな淡路島の自然が生んだ、川上さん自慢の牛乳は、濃くてうまかった。